重厚な音作りと、これまでのファルセットを抑え気味にした歌い方が新鮮な、プリンスの1981年作品。初期のヒット作「ドゥー・ミー・ベイビー」他を8曲を収録。アルバムタイトル「Controversy(論争)」通り、女性の体から、1980年代の政治にまで物申している歌詞にも注目が集まった。 (C)RS

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おなじみファンクの小さな巨人、プリンスが作曲、プロデュース、編曲、演奏までこなした1981年のヒット作『Controversy』は、現在でも十分刺激的だ。タイトルどおり(「Controversy」とは、「論争」の意)、プリンスの扱う主題は論議を引き起こすよう意図されている。
性的なアンセムである<2>、<3>から80年代の政治にもの申した<5>、<7>まで、見事に「Controversy」の名にふさわしい作品だ。彼はまた女性の身体について触れることも忘れることはなく、このアルバムを究極の「性的刺激剤」にもしている。(Amy Linden, Amazon.com)

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1. 戦慄の貴公子. 07:16
2. セクシュアリティ. 04:21
3. ドゥ・ミー・ベイビー. 07:42
4. プライヴェイト・ジョイ. 04:30
5. ロニー、トーク・トゥ・ラシア. 01:58
6. レッツ・ワーク. 03:54
7. アニー・クリスチャン. 04:22
8. ジャック・ユー・オフ. 03:10